この記事は、妊娠検査薬で陽性確認後に訪れた産婦人科で、「心拍が見えないね。今回は諦めた方がいいよ」と言われてしまった時の記録です。
そんな次男も、のちに元気に約2,600gで産まれ、現在は毎日元気にハイハイで後追いしてきています。
ですが当時は、悲しくて悲しくて、不安いっぱいの生活を送っていました。
あくまで体験談としての一例になりますが、当時の状況をまとめていきますね。
【妊娠7週の心拍確認】妊娠に気付いたきっかけ
妊娠に気付いたきっかけは、基礎体温表の存在です。
自己紹介にも書いたのですが、我が家は長男出産後に2歳差で2人目を希望していました。
ですが、なかなか授かることが出来ず…相談に行ったレディースクリニックで「生理のたびに排卵していないかも」と言われてしまったんです。
それからは、悩みつつも「一人っ子でもいいよね。」「でも、もしできたら嬉しいよね。」と、今後の家族計画について夫とたびたび話し合っていました。
答えは決まらないままでしたが、仮に今後治療するとすれば、3回分くらいの基礎体温表が必要な病院が多いそうです。
そうして基礎体温表を付け始めたのですが、最初の1周目に「あれ?なかなか体温が下がらないなぁ?」と気付きました。
そしてその後、数日経つ頃には辛い悪阻も始まったんです。
ただ問題は、私はもともと超生理不順で、2ヶ月~45日に1回の「周期は長めの期間はバラバラ」という、あまり健康体とは言えない体でした。
これが後々、お医者さんの判断ミスを招く結果となります。
【妊娠7週の心拍確認】妊娠6週6日で初受診
そんな経緯がありましたが、まずは第一関門は心拍確認を突破しなくてはいけません。
実は長男の前にも1人妊娠していたのですが、心拍確認前に稽留流産してしまっており、今回もちゃんと心臓が動いてくれてるのかとても心配でした。
心拍の確認さえできれば、流産の可能性はぐっと減るというので、今すぐに検診に行きたい気持ちでいいっぱいでしたが…
あまりに早くいっても心拍が見える段階ではないと、結果的にお金と受診回数だけかかってしまいます。
なので、長男の時に妊娠6週3日で心拍が確認できた経験をもとに、基礎体温表で見る推定妊娠6週6日の頃まで耐えました。
【妊娠7週の心拍確認】見えなかった…さらにお医者さんから悲しい言葉
気が早いので、出産する病院はあらかじめ決めていました。
ですが、自分の足じゃ遠くていけないところだったので、Google評価が鬼のように低い、近所のちょっと怪しげな病院へ。(なんでそこにしたん。)
受付を済ませて、直前まで診察室のパソコンでYouTubeを見ていたらしいお医者さんの問診も終わり(怪しげポイント①)診察台にあがりました。
もう推定6週と6日だったので、「もう心拍見えるよね?」と、明るい未来に頭はいっぱいです。
だけど…待てども待てども、お医者さんがうなるばかり。
どんどん「あれ?おかしいな」という方に気持ちが傾いていく中、お医者さんが看護師さんを呼びました。
そして一緒に、随分長い間エコーを見てくださった後に言われたのが…「残念だけど、心拍確認できないね」の言葉だったんです。
そして続けて、
「前に流産もしてるでしょ?
今回も諦めた方がいいと思うな〜(苦笑い)」
とも言われてしまいました。
今なら「なんで笑ってるんだよ(怪しげポイント②)」って言えますが、当時は目の前が真っ暗になり、何も考えられず。
胎嚢は見えるし、卵黄嚢も確認できますが、心拍どころか胎芽も見えません。
でも、胎嚢の大きさは妊娠8週くらいまで育っているから、今回の子は残念ながら成長してない可能性が高いとの事でした。
でも、ちょっと待ってよと。
私の基礎体温表と生理周期を見る限り、妊娠8週に入ってるはずは絶対にありませんでした。
でもそれを伝えて、基礎体温表を見せようにも、先生は「胎嚢が大きいから8週のはずだ!」の一点張り。(怪しげポイント③)
その後、処置をするために数日後に再度病院に来るように指示を受け、納得いかないまま病院を後にしました。
【妊娠7週の心拍確認】茫然自失のまま、セカンドオピニオンへ
今回の子は諦めたほうがいいと言われましたが、正直認めたくない気持ちでいっぱいです。
まだ可能性はゼロではないからと、そのままの足で近くのカフェに行きました。
お腹の中の赤ちゃんの為に、健康そうなアサイーヨーグルトを注文し、ネットで同じような状況の方のブログをとにかく調べまくりました。
- そのまま心拍確認できず自然流産・稽留流産した方
- その場で流産の手術の予約をした方
- 一度はダメと言われたけど、妊娠8〜9週で心拍確認できた方
ネット上にはいろいろな方がいらっしゃいましたが、その中に
「すぐ納得出来るものじゃないから、病院を変えて受診するのもあり」
という意見を発見。
せっかくお腹にきてくれた命です。
「そうだよね、そう簡単に諦められない!」と思い立ち、そのままこっそり泣きながら電車に乗って、別の産婦人科へ向かいました。
【妊娠7週の心拍確認】2件目の病院のおかげで、前向きな気持ちに
2件目の病院に向かう時、ついさっきも別の産婦人科で見てもらったことを伝えるか、とても悩みました。
結果的に隠して診察を受けましたが、全くバレず。
エコーを見てもらう時も、口から心臓が飛び出しそうなくらいハラハラしていました。
すると先生から、
「うーん…心拍は見えないけど、赤ちゃんっぽい影は見えるね」
とのお言葉が!
もしかしたら気を使って言ってくださったのかもしれません。
でも、私はこの言葉に、ものすごい希望を見出しました。
エコー写真しわしわでごめんなさい。(適当か。)
そして2件目の病院のお医者さんは、私の基礎体温表も見たうえで、
「来週は心拍が見える可能性はあるよ。
改めて確認しに来てください。」
と言ってくださいました。
後悔しないように、自分が納得できるまで行動しましょう。
すごくすごく楽しみにしてた新しい命、ダメかもと言われて納得が行かないのは当たり前ですよね。
私は、自分の気の済むように、2件目の病院に行ってみて本当に良かったです。
同じ産婦人科でも、お医者さんによっていうことは全く違います。
もし1件目の病院のお医者さんの指示だけを信じていたら、お腹の中の赤ちゃんの可能性を信じず、1週間24時間泣いていたことでしょう。
もし今、同じ悩みを抱えておられる方がいらっしゃったら、別の病院にも足を運んでみるのをおすすめしたいです。
【妊娠7週の心拍確認】その後…妊娠7週6日で確認!
結局サプライズするはずだった夫には、病院を出てから「もしダメだったらごめんね」と泣きながら電話して、妊娠報告しました。
夫もきっとショック&びっくりだったと思いますが、私の気持ちを考えて、明るく優しく振る舞ってくれたのでとても感謝しています。
1週間後に再度検診へ…
次の検診までの1週間、長男と安産祈願の神社に行ってみたり、落ち着かない日々を過ごしながらも、おなかの赤ちゃんを信じ続けました。
ちなみに悪阻はどんどんきつくなっていきましたが、赤ちゃんが成長していない場合でも悪阻は続く場合があるそうなので、安心材料にはならなかったです。
そして1週間後、推定妊娠7週6日…無事、心拍確認できました!
すごくうれしい気持ちとともに肩の力がスッッッと抜けました。
心拍が確認できるには、一般的には遅い方だったかもしれません。
でも、諦めずに願い続けて本当に良かったです。
(1件目の病院で、数日後に流産の処置をしていたらどうなってたんだろうと思うと、ぞっとします。)
【妊娠7週の心拍確認】まとめと考え
まず第一に、最初の確認だけだとしても、病院選びは大事です。
お医者さんがかけてくれる言葉で、前向きにも後ろ向きにもなれます。(厳しい言い方をするのも、時には大事なのかもしれないけど…)
6週6日で心拍確認できなかった理由は正確には分かりませんが…
- 胎嚢だけ大きくて胎芽が見えなくても、まだチャンスはある
- 赤ちゃんの成長速度はそれぞれ違う
- 基礎体温表は本当に大事
- もうすぐ8週(7週6日)で心拍確認できることもある
ということは、経験談から言わせていただきます。
もし同じ状況の方がいらっしゃったら、1つの体験談として、お役に立てたら嬉しいです。
長い文章、読んでくださってありがとうございました。